Moe's diary

ロンドンでの子育て、日々感じたこと、学んだこと、記録

老人ホームでプレイグループ”Smile&Sings”に参加してみた(娘9ヶ月)

娘が9ヶ月の時、ママ友グループのチャットでイタリア人のママに誘われて参加しました。毎週1回、決まった場所で45分程度のセッションです。参加対象年齢は5才未満。老人ホームで、入居者と子連れの参加者と、振ると音のなる卵型のおもちゃや、スティックの棒を使ったり、機械でシャボン玉を飛ばしながら、手遊び歌を歌ったりし入居者の方々と触れ合います。セッションの始まる前、終わった後のフリータイムにお茶をしながら入居者の方々や他の参加者と話をすることができます。私が参加した場所は事前予約をして席を確保。参加費は無料ですが、ドネーションとして1ポンドの募金がありました。BBCでも取り上げられているこの取り組み

https://www.thetogetherproject.co.uk)、老人ホームの入居者の社会との触れ合いとなっていると感じました。同時に、ベビーやママの地域の取り組みともなっているようでした。私は、9ヶ月から1ヶ月参加しました。その後は娘のお昼寝タイムと被り、生活リズムを崩したくなかったため、参加しなくなりましたが、1年後の娘が1歳8か月の時に1ヶ月ほどまた参加しました。

 

イタリア人のママは、子どもが生まれる前に別の老人ホームで入居者と話をするボランティアをしていたこともあったと、一緒に老人ホームに向かう道のりで教えてくれました。なので、彼女は老人ホームのプレイグループを楽しみにしていました。終わった後は、とてもいい機会だったと彼女は言っていましたし、私もそう思いました。

 

このプレイグループはベビー、親、老人ホームの入居者にとってとても良いアイディアだと思います。歌はベビーの言語を発達させる良い方法の1つです。また、ロンドンに住んでいる私の娘にとって、日本にいる祖父母が近くに住んでいなくても、異なる世代と交流する貴重な機会の1つだったからです。さらに、私にとっては、外出し人と話をすることは、子育て中の孤独や社会的孤立を感じずに済み気分転換になりました。小さい子どもや子どもは存在しているだけで未来を感じさせ、年配の人に生きる希望を持たせてくれると、何かの本で読んだことがあります。ベビーと一緒に参加することで、高齢者の孤独と社会的孤立を減らすのに役立つと考え、地域社会に何かを還元する素晴らしい機会になっていると思います。Win-Winの関係を構築できると感じたので、日本の老人ホームでも同じような取り組みがされるといいな、と思うセッションでした。