Moe's diary

ロンドンでの子育て、日々感じたこと、学んだこと、記録

予防接種/BCG接種について

乳児の予防接種

娘の最初の検診の時(当時7ヶ月)に、最初の予防接種で相談したときは、何の予防接種をこれまで受けたか、日付の順番をイギリス仕様にした自分のメモを用意して臨みました。日本との予防接種時期の違いや、イギリスでは6種混合なのに日本では4種混合などでナースが戸惑っていました。複雑ね~!と言いながらも、「大切なことだし私はプロだから大丈夫よ」と丁寧に一緒に確認してくださり、安心できました。確認しながら日本で接種した予防接種を電子カルテに記入していました。

イギリスでの接種時期が少しずれていても、事情があるしキャッチアップしながら受けられるからねと、今後の接種のスケジュールやうけた予防接種のあとは次を接種までにどのくらい期間をあけないといけないかなど、一緒に確認してくれました。心強かったのを今でも覚えています。予約は自分で時期がきたらとるようにと言われました。(GPからは予約してね、の連絡は基本はないわよ、とナースに教えてもらいました)※分からないことがあれば、必ずその場で確認することをお勧めします。

 

次の予防接種の時は、前回と違うナースでしたが、これまでの予防接種を再び一緒に確認し振り返ってくださいました。そして、その次は●歳になってからよ。と丁寧に教えてくれました。

 

★予防接種の内容は国の方針で、時代によって変わりやすい項目の一つだと思います。ブログは参考程度に、その都度、新しい情報をNHSのHPや厚労省のHPで確認することをおすすめします。

 

イギリスでは6種混合でNHSでは4種混合のワクチンはないため、結果的に娘は、Hibを1回多く打つことになりました。

また、MenBの後はかならず発熱がありました。周りの知り合いのママ達にきいても、同じだったので強いワクチンなんだと思います。

毎回、予防接種を受けるとナースに、「ワクチンの副作用で発熱することがあるから、熱がでたらCalpol(カルポル)をあげてね~」と「発熱しなくても機嫌が悪ければ体調がいまいちのことがあるから、その場合でもあげていいわよ。」と言われていました。

 

予防接種はナースが打ち、一度も医師に会うことはありませんでした。医師に会ったのは、8ヶ月の頃に娘が卵でアレルギー反応が出たときのみです。追って記事にしようと思います。その他、1歳時検診の時もHV(ナース)でした。

 

衝撃だったのは、1歳の予防接種で4種のワクチンを打つために合計4本の注射を1回の診療で打ったこと。日本では考えられませんでしたが、他の国では普通のことなんですね。大丈夫なのか?!と、ビックリしましたが1回で済むのは、時間的にもありがたいです。

 

GPで予防接種をする場合、準備しておきたい4つのこと

  • 出生証明書(birth certificate)。

GPの登録時に子どもの出生証明書の提出を求められます。大使館で発行できます。(大使館が発行するものは住民票を基に作成しているため、GPの受付に説明すると出生証明書はなくても、日本の英訳してある戸籍謄本もしくは住民票を提出で可能な場合もあります)

 

  • これまで日本で接種した予防接種の種類、日付を英語で書いたメモ。

  (日付の順番が日本と異なる。日/月/年の順)

日本の母子手帳の日付が英国の順番と異なるため、手書きのメモでOKなので紙に記載したものを持っておくといいです。

 

  • RED BOOKを入手しておく。

GP/NHSで予防接種をするときに記録のためにRED BOOKが必要となります。初回に持っていない場合は、次回までに入手し、記録・記載してもらうことをおすすめします。私は初回は間に合いませんでしたので、念の為手書きでメモをしておきました。ナースはこれまでの日本の記録も含め電子カルテに記載しているので、初回分は次回に記録してもらうといいでしょう。(初回と次回のナースは違いましたが記載してもらえました。)

 

  • 卵アレルギーや、その他アレルギーがある場合は、接種前にアレルギーがあることを伝えます。

予防接種の種類によっては、アレルギーの関係性などをしっかりと説明してくれます。娘は、8ヶ月にアレルギーが分かったのでその後の予防接種のときは、アレルギーのことを伝えていました。

 

インフルエンザ予防接種

娘が1歳の予防接種をした時に、インフルエンザ接種に関しても、説明がありました。*2歳以上は予防接種が無料で接種可能だが、2歳生まれでも9月生まれまで。10月~3月生まれは接種できないとのこと。どうやら、国から補助がでるナーサリーに入れる月齢かどうかで決まるようです。(学校は9月はじまり)私の娘は11月生まれのため、接種できず…。日本と違い、2歳未満はプライベートの病院でもできません。後に2歳になった直後にインフルエンザにかかりました。泣 でも大人はBOOTS(薬局)で簡単に予防接種受けられます。

 

*2歳から9歳の小児に対し、毎年秋にインフルエンザ予防接種が無償提供されています(接種を受けるにはNHSに加入している必要があります)。注射ではなく、鼻に噴霧するタイプのワクチンのようです。

 

★1歳児検診と1歳の予防接種は別の施設で受けました。検診は日程の案内の手紙が郵送できましたが、予防接種はGPに時期がきたら自分で予約をとりました。

 

BCG接種

BCG接種は自治区によります。

4ヶ月の娘は、イギリスでの接種時期は過ぎていましたが、HVが家に訪問に来た時に相談し事情をはなしたところ、自治区のBCG接種チームの連絡先を教えて貰い、そこに連絡しました。(この自治区がBCG接種ができることは、ベビーヨガで知り合ったイタリア人のママから聞いていました。東ロンドンでも、すぐ隣の地区ではBCG接種ができません)日本から来て日本での接種時期にはイギリスに来ており、イギリスの接種時期は日本にいたと事情を説明し、接種可能に。

メールで添付提出を求められたのは、

①出生証明書

②自分名義の住所の請求書

③娘のBRP

でした。

 

今回も出生証明書の提出を求められ、日本大使館で発行できるものの、発行・取りに行く時間がもったいないので日本大使館に問い合わせをすると住民票を基に作成するとのことでしたので、そのことをBCG接種のスタッフに伝えると、私の場合は英訳の住民票提出でOKとなりました。②はcouncil taxの写メを提出。

娘が7ヶ月の時に接種しました。

 
因みに、日本はBCGはハンコ注射のようですが、イギリスは皮下注射で生のウイルスを注射するので、ハンコ注射ではなく痕も残りません。

 

水痘(水ぼうそう)

例外を除き NHSでは実施していません。

娘は、水痘の予防接種だけは日系の病院で2回接種しました。現在日本では1回目は1歳以降、2回目は6ヶ月以降となっているので、そのスケジュールで接種しました。

仲良くしているスロバキア人のママに、娘が水痘の予防接種を受けたと話すと、私の国では水痘は子どもの時にかかった方がいいと言われているわ、水痘の子がいたら一緒の空間で移してもらうのがいいのよ、予防接種をするなんて不思議だわ~と言われました。所(国が)変われば、考えも違うなと思った体験でした。